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ずらりとそろった八犬伝コレクション
館山城 こと 館山市立博物館分館(千葉県)
館山城  南房総は、戦国時代以降、代々、戦国大名の里見氏が治めてきた。江戸時代に入っても外様大名として勢力を維持し続け、幕府によって山陰地方に移されるまで10代170年間を房総の主として君臨していた。

 その里見氏を題材にして書かれたベストセラーが、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』だ。全106冊、28年かけた大作で、絵双紙や歌舞伎、錦絵版画などでもさかんに取り上げられたという。

 さて、この館山城、正式名称を館山市立博物館分館といい、館山城跡に復元する形で建てられている。里見氏9代義康公、10代忠義公の居城でもあった、天正年間のころを模しているそうだ。

 内部は『南総里見八犬伝』に関する各種の資料が展示してあり、八犬伝の錦絵や歌舞伎の舞台装置のからくりなどにはじまり、NHKテレビの人形劇「新八犬伝」で使われた辻村ジュサブロー作の人形まである。そして、当然のような顔をして薬師丸ひろ子主演の角川映画のポスターもはってある。
 「最近出版された八犬伝関係の図書」のコーナーでは、マンガ、絵本、文庫などにまじって、ちょっと違う気もする橋本治著『ハイスクール八犬伝』のお姿も。きわめつけは“大型伝記麻雀ロマン!!”とサブタイトルが付いたマンガ『麻雀八犬伝』
八犬伝関係の図書 麻雀八犬伝!
天守閣から房総の海を望む  八犬伝とは所詮フィクションの小説なのだが、それにまつわる古今の資料をここまで集めるとは、なかなかできる所業ではない。
 歩いて5分のところには博物館の本館があり、こちらではノンフィクションの里見氏の興亡などがわかるようになっており、虚実あわせて楽しめる。
  館山城/館山市立博物館分館
  ■住所 千葉県館山市館山城山公園内
  ■TEL0470-23-5212
  ■開館 9:00〜16:30(月曜、年末年始、祝日の翌日休館)
  ■交通 JR内房線館山駅よりバス「城山公園前」下車

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