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恐怖!白骨の散らばる民家園 致道博物館(山形県) |
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山形県の日本海側に広がる庄内平野。その中心部に、江戸時代に城下町として発展した鶴岡がある。 |
明治の初めに洋館を見聞した棟梁たちによって造られた擬洋風建築・旧鶴岡警察署(左写真)。当時の棟梁が「洋風の建物とはこんな感じだろうか」と、和風の(神社仏閣などに多い)建築技法で洋館を造ったために、部分部分は和風なのに、引きで見ると洋館という、不思議な造りになっている。江戸のものはさておき、なぜ鶴岡に洋モノが多いのかといえば、明治に入っても佐幕色が依然強かったこの地域に、欧化政策で時代が変わったことを見せつける意味があったのだともいう。それゆえにこの鶴岡の町は、現在では、和洋がほどよく古色を帯びてミックスされた町になっているのだ。 |
藩主の隠居所として建てられた
には庄内竿や魚拓がずらりと並ぶ。これは藩主の趣味ではなく、庄内藩では釣りは武道の鍛錬だったのだ。遠出して海釣をすることで、足腰を鍛える狙いがあったのだが、そこは武士の一分。釣り竿をなくすと減俸や懲戒免職になったというから、釣りといえども真剣勝負だったことだろう。庄内地方には、今日でも小学生が集団で釣りに行く「釣り遠足」の習慣が残っているそうであるが、そんなルーツがこの御隠殿からもわかろうというもの。 |
このほか、
には民具、民俗文化財収蔵庫にはばんどりや漁具といった具合に、各館それぞれに民俗・歴史関係の資料が展示されている。が、なかでも特筆すべきは旧西田川郡役所(左写真)だろう。 なんと館内に白骨が散らばっているのである。入って右のコーナーに、酒田の沖に浮かぶ飛島の洞窟遺跡についてのジオラマ展示があるのだが、人骨のほか獣骨や土器片などが洞内で見つかったままの状態で復元展示されている。 この洞窟からは多くの古人骨が発見されたが、骨が変形した成人骨や乳幼児・女性などの人骨も見つかっており、普通の暮らしの場ではなかったようだ。この洞窟が何らかの隔離や埋葬の場に使われていた可能性がある――そんな説明とともに実物がそこにおられるわけである。 遺跡の復元に実物を使ってしまうとはなかなか大胆である。成人骨はもちろん、幼児の骨まで、ちゃんと展示してある。レプリカばやりの昨今、白骨の散らばる民家園というのは、これから先、そうは出現しないだろう。 |
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致道博物館 ■住所 山形県鶴岡市家中新町10-18 ■TEL0235-22-1199 ■交通 JR羽越線鶴岡駅よりバス10分 |
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