| [TOP|MUSEUM|AREA] |
|
緑地に広がる江戸時代の集落 川崎市立日本民家園(神奈川県) |
![]() |
|
晩秋、山間の集落では雪囲いの準備が着々と進む。これから春の陽がさすまでのしばらくの間、深い雪に閉ざされるのである――という気分になって旅情が盛り上がってくるのだが、ここは川崎。生田緑地にある「川崎市立日本民家園」での、越中五箇山の「雪囲い」のデモンストレーションである。 |
広い緑地のなかには江戸時代に建てられた民家など25棟が移築され、「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」という具合にエリアごとに分かれて建っている。合掌造りの「山下家住宅」は食堂も兼ねていて、民家園自家製の蕎麦を食べさせてくれる。この民家、生まれは飛騨白川郷だが、その後、郷里を遠く離れ、川崎で観光料亭になって働いていたという“苦労人”。ここへ来てついに安住の地を得たか。2階は生活用具の展示。 敷地の端にある「船越の舞台」(志摩半島の農村歌舞伎舞台)へと向かう道は、小高い尾根に通じる登り坂になっている。そこから振り返って眺めると、合掌作りや茅葺き農家などを杉林越しに望むことができ、林がちょっとじゃまをしているものの「峠を越えて村にやってきた」という気分になる。時代劇映画などで、峠を越えると集落がばーっと広がるようなシーンがあるが、まさにそんな感じである。 |
九十九里浜の網元の家である「作田家住宅」や、南部曲り家の「工藤家住宅」など、国指定重要文化財クラスの建物が目立つが、水車小屋(長野市出身)や多摩川の渡し場の船頭小屋(川崎市多摩区出身)、石橋(川崎市登戸出身)、道祖神など、脇を固めて村のムードを盛り上げる小物たちにも注目したい。 |
|
川崎市立日本民家園 ■住所 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1 ■TEL044-922-2181 ■開館 9:30〜16:30/月曜(祝日の場合は開園)・祝日の翌日(土日の場合は開園)休園 ■入館料 500円 ■交通 小田急線向ヶ丘遊園駅より徒歩15分 |
| このスポットに行った人はこんなスポットにも行っています |
|
・人形がさりげなく語る開拓史(北海道開拓の村) ・国境のある民家園(みちのく民俗村) |
| [TOP|MUSEUM|AREA] |