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屹立する最古の郵便局!
小平ふるさと村(東京都)
小平ふるさと村

 水車小屋や茅葺き農家など7棟が移築・復元された古民家園が、東京の西部・小平市にある。
 民家園としての規模は決して大きくはないが、江戸初期〜中期の建物を復元した開拓ゾーン、江戸後期の建物の農家ゾーン、明治以降の近代ゾーンに分かれた丁寧な作りになっている。

小平ふるさと村  園内には小さな水車が設けられ、申し訳程度に用水路が引かれている。東京(江戸)の郊外に位置するこの集落は、かつては水利の悪さから原野のままであったのだが、江戸時代初期、玉川上水やそこから分水した野火止用水が開削されて開墾が進み、以後、急速な発展を見た。
 この水車や用水路は、規模こそささやかなものであるが、小平のアイデンティティの拠り所といってもいいのだろう。
 さて、小平の発展の歴史は、「開拓ゾーン」「農家ゾーン」と順繰りに園内を見ていくだけでも伺える。「農家ゾーン」はいかにもな感じの庄屋の家が立っているのだが、「開拓ゾーン」は壁面も茅を吹いただけの粗末な造りである。家の中も、土のままの土間と丸太を並べた上にすのこを敷いたような簡単な床があるだけで(写真下)、これが、開墾が進み時代を追うことで、やっと普通の農家が建てられるようになるのである。

小平ふるさと村 小平ふるさと村

 これと似たような物をどこかで見たことがあるなと思ったら、「北海道開拓の村」の開拓時代の であった。
 開拓初期の小屋というのは、どこでも似たようなものであるらしいが、関東地方と同じものを北海道に立てたのでは、かなり寒さが厳しかっただろう。
小平ふるさと村 小平ふるさと村

 さて、「近代ゾーン」にはまたとない必見物件がある。赤茶色の屋根を持った郵便局舎だ。日本に現存する郵便局舎の中でも最古級といわれ、1908(明治41)年に建てられた和風平屋建て。窓口は鉄格子風の金網、屋根の2箇所にはちゃんと〒のマークが付いている。
 小平市に今でも郵便ポストの古いタイプである「丸ポスト」が多いのは、このご威光なのかもしれない。
 小平ふるさと村
 ■住所 東京都小平市天神町2-57
 ■交通 西武新宿線小平駅より徒歩20分

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