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世界初の人工雪 中谷宇吉郎雪の科学館(石川県) |
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北陸の温泉の中心駅として知られるJR加賀温泉駅は、近代化されたターミナルで、温泉場という情緒に乏しい。この“温泉”駅からは、山代温泉、山中温泉といったそうそうたる北陸の名湯に行けるのだが、駅自体は完全に中継地点という感じだ。 |
柴山潟は朝日や夕陽を受けて1日に7度も湖面の色を変えるというのが売りで、湖には、浮御堂うきうき弁天(←写真)という思わずうきうきしてしまうような弁天堂が浮き、観光客を歓迎する。 |
この温泉街のはずれに、世界で初めて人工雪を作った中谷うきうきちろう…ではなかった、中谷宇吉郎(なかや・うきちろう)を顕彰した「中谷宇吉郎雪の科学館」が建っている。宇吉郎はこの片山津温泉の生まれ。人工雪を作ったなどと聞くと、スキー場とかザウスの経営者の先代かと思ってしまうが、そうではなくて、純粋な物理学者。 展示コーナーに降りて真正面に「雪は天から送られた手紙である」と書かれた掛け軸が。宇吉郎が残した名言で、一見、詩の一節みたいだが、それが実際どういう意味なのかは、コーナー中ほどの「VTRコーナー」で。 このコーナーの解説によれば、雪の結晶は上空の気温などによって影響を受け、形が変わるという。なので、結晶を観察することで、上空の気象状況がわかるのだ。人工衛星による気象観測などない時分、高層の気象状況を知る手がかりとなる、まさに“天からの手紙”というわけだ。 |
そんな時代だけに、人工で雪の結晶を作り出し、結晶ができるメカニズムを解明したという功績は大きかった。館内には、1936(昭和11)年に初めて人工雪の結晶を作り出すことに成功した北海道大学の低温室が再現されている。室内の冷気を逃さないためなのか、壁はまるで蔵のように分厚い。人工雪生成装置(←写真)を覗いてみると、ちょっとオーバースケールと思われるプラスティック製の、人工の人工雪の結晶(ややこしい!)がぶらさがっていた。 |
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