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魂を揺さぶる昭和30年代展示 フローティングパビリオン羊蹄丸/青函ワールド(東京都) |
![]() 航空機万能の「今」にあってはなかなか想像しづらいが、永らく“船”というものは「出会い」と「別れ」を、あるいは「人生」というものを想起させるアイテムであった。そのことは、出来のいいカラオケボックスで『津軽海峡冬景色』とか『マイウェイ』などをセレクトしてみると、船をモチーフにした映像に出会うことからもうかがえる。 |
入場料600円なりを払って船内に入ってみる。船長の人形が人と海との関わりをとうとうと説教したり、10円玉でも入れなきゃいけないかと思わせるようなイルカのアトラクションなどが立ち現れるので、子どもだましの施設かと思ってしまうが、そうではない。この船には、「人生」の一断面ともいうべき、「時代」というものが詰まっているのである。 |
![]() では、この船一番の見どころ、青函ワールドに直行しよう。エスカレーターで階下に降りると、そこは青森の駅前。町並みがちょっとレトロなのは、「今」が昭和30年12月15日午前6時23分だからだ。ここの展示は小道具に至るまで、とことん時代考証がなされ、その当時にあわせているという。早速、その「時代考証」のお手並みを拝見といこう。 建物の壁を見ると、ゴジラの看板。「青森東宝」の文字が輝いている。この看板は当時の復元だが、その下の貼り紙にも時代が反映されている。「理髪女師」という文字がいい。今なら「美容師募集」でおしまいだ。ほかにも「石炭練炭 大量入荷大安売り 佐々木商店」とか「豆腐見習 多数採用 住込20才前後 伊藤豆腐店」などが電柱や塀に貼ってある。給与設定などもそのまま再現されているので「下働女中 委細面談 月給四千円 高葉ホテル」というのを見れば、当時の給料がわかろうというもの。オロナインのホーロー看板や平和ストーブなんていう広告もあり、壁を見ているだけでも楽しめる。 |
![]() ということは店頭も当時のままかな、と思いながら品揃えをみてみよう。 |
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