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多摩ニュータウンに息づく原始の世界! 遺跡庭園 縄文の村(東京都) |
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多摩ニュータウンの中心地・多摩センターの駅前を新宿方向に歩いていくと、やがて、強い陽射しに燦然と輝くサンリオピューロランドが見えてくる。このピューロランドの左手に原始文明が今なお息づいているのだ!? |
入園無料の園内には、縄文時代前期の竪穴住居、縄文中期の敷石住居など3棟が点在する。周囲の植生も縄文時代にあわせ、ケヤキ、トチノキ、オニグルミ、クリなどを植えて縄文時代の森をかたちづくり、縄文時代の息吹をそのままに伝えているという。アジサイが植わっていたが、これも日本原産だからいいのか。 |
床に石を敷き詰めた敷石住居に入ってみると茅葺きの燻蒸中でサウナ状態。薫製にでもなりそうなので、あわてて飛び出す。復元住居とはいっても造ったら終わりではなく、保存していくために茅を燻蒸するなどの手間がかかる。ここの3棟は手間をかけて、いずれも茅葺きだが、都内にある“復元”住居のなかには、上屋をコンクリートにしてしまった例もあるとか。これだと維持管理にそれほど手間はかからないだろう、うーん、伝統と科学の融合(←違う)。 |
復元住居の点在する森を散策していると、すっかり縄文時代にタイムトリップした気分に‥‥と書きたいところだが、やはりそこはニュータウンの悲しさ、高圧鉄塔の送電線が我々を見おろしている。見る角度によっては、竪穴住居のわきに鉄塔が立っているように見え、また、「この茂みの先には何が」と思ってのぞきこむと、いきなり目の前を小田急線が走り抜けていったりして、ちょっと不可思議な光景が随所に展開する。 |
これらの住居は、発掘された敷石と柱の穴から上屋を推定復元したもので、住居跡の発掘された時の状態をそのまま樹脂でコーティングして、野外展示にしているコーナーもあった。一角には本物のアワやキビなどが栽培され、縄文気分はいやがおうにも高まる。もっとも、見上げると高圧鉄塔が見守っていたりしてくれるのだが。 |
敷地に隣接して「東京都埋蔵文化財センター」が建ち、多摩はもちろん、東京各地の遺跡の出土品やトピックスが展示されているので、忘れずに立ち寄っておきたい。オフィス街、学生街、住宅街の顔を持つ多摩ニュータウンが、およそ4000年ほど前に持っていた、もうひとつの顔を、これらの森からかすかにうかがい知ることができる。 帰り際、駅前を通ると、閉鎖した「多摩そごう」がその巨体を横たえていた。これは何という時代の顔になるのか? |
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東京都埋蔵文化財センター・遺跡庭園「縄文の村」 ■住所 東京都多摩市落合1-14-2 ■TEL042-373-5296 ■開館 9:30〜17:00(冬期は〜16:30) ■交通 京王・小田急多摩センター駅より徒歩8分 |
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