●地下25mを流れる内径4.5mの下水道管。この中にブリッジが渡してあって、ここから直接、下水道とふれあうことができるのです! さあ、防水扉を開けてなかへ、うっ……。

さすが下水道、臭いも本物です。普段は気圧の差で、管の中の臭気が館内に流入することを防いでいるとのことですが、たまに気圧が変化して、階段の踊り場付近からでも、すでにふれあってしまうことができます。息を止めてたっぷり、ふれあったら、地上へ戻りましょう。

●さて、帰る前に2階のコミュニティホールをのぞいてみましょう。「水の図書室」と銘打っている通り、水や災害に関する本を閲覧できるスペースです。
 水の惑星なんたらという本がありますね、ちょっと読んでみましょう……水の惑星の水の世紀××年のこと、ある国王のもとに生まれたおてんば娘が船に乗って航海に出て大活躍するという話になっていますね。「ほんとに姫様には困ったものじゃ」などと、じいやが嘆いております。巻頭には○○王国、××公国といった地図が付いているのですが、とても地球の地図には見えません。まるでパンゲア大陸のようです。こりゃ、どう見ても地球上の話じゃありません。
 何故、小平市がこのような地球外の話が書かれた文庫本を所蔵したのか定かではありませんが、ではまあ、気を取り直して、災害の本を読んでみましょう。

●これは大地震の話ですね……突如襲ってきた大地震、大地は裂け、海は怒り狂うというまさにこの世の終わりかと思うような衝撃です。主人公は妻子の待つマンションへと帰ろうとするのですが、おおっとなんと、帰宅途中で、妻でもない女性と、崩れかかったホテルに入り込んで、お互いふれあっちゃったり、愛を確かめあっちゃったりしちゃってます! いやはや、もうなんと申し上げてよいのやら、いいんでしょうか、こんな所にこんな小説置いて!?
 このほかにも「奇跡のパイ・ウォーター」なんて本も並んでいます。そりゃ“水の本”には違いないんでしょうが…。

 <今月の教訓>
 図書を購入するときは、名前で一括購入せず、めんどうでも実物をチェックしてから。


DATA
東京都小平市上水本町1-25-31/TEL042-326-7411
10:00〜16:00/毎週月曜日と年末年始休館/入場無料
西武国分寺線鷹の台駅から玉川上水に沿って徒歩10分
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